MyTAKE定食

マイタケのお好きなものをお出しします

片桐はいり4倍速‐板尾創路,辛酸なめこ,赤松隆一郎,松尾スズキ

 

 こんばんわ、久しぶりの更新となりました。マイタケです。

最近はアマゾンプライムで千鳥の相席食堂ばかり観ています。一人で大爆笑しているんですが、友人と一緒に観たオムニバスを一本紹介したいと思います。

 

 タイトルは「片桐はいり4倍速」

 

 ざっくり感想からいうと、世にも奇妙な物語片桐はいり完全版。

 

 まずは板尾創路監督の「受験生」

高校受験を前にカレンダーに印をつけている少年。その日々の処々に片桐はいりを目撃します。その受験生は合格するんですが、その後公衆電話ではなす片桐はいりの声。

最終シーンでは片桐はいりの代わりに板尾創路本人が登場します。

 あーなんだかなんだったんだろうねーってそんな作品。板尾創路って感じだよねーって感じ。

 

 次に辛酸なめこの「スピリチュアルマイライフ」

自分の発言に無駄に説得力をあると思いついた片桐はいりがスピリチュアルサロンを開いてお金儲けをする話。最終的に男に貢いで自殺して霊になるんですが、まぁ途中に辛酸なめこのイラストとかも挿入されていて、まぁ普通に観れるもののパンチは弱いかな。そんなショートムービーでした。

 

 松本隆一郎「ピーコちゃん」

これは完全に片桐はいりに喰われた作品だった気がします。芝生の上に寝ている片桐はいり。死体と勘違いした少女は救急車を呼ぶのですが、ずっと死体役をしている赤いワンピースの片桐はいり。恐怖感と狂気間があります。ちょっと不思議で狂気染みた話でした。

 

 松尾スズキ「部長」

これは少し笑える。口角があがっておもわずにやりと笑ってしまいます。さすが松尾スズキだと感じました。片桐はいりが男子生徒に挟まれて道を右往左往するんです。正直これが一番好きですね。これはおおくは触れないのは内容を観てほしいからですね。

 

みなさんは片桐はいり、好きですか?

私は好きです。見入ってしまします。その存在感、迫力、コミカルさ、シリアルさ、素晴らしいバイプレイヤーですよね。

世にも奇妙な物語がすきな人は見てもらいたいですね。さくっと観れますよ。

アマゾンプライム、U-NEXで配信してます。

それでは白湯を飲んで寝ます。おやすみなさい。

 

 

 

   

隣の影-ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン ※ネタバレあり

 

「暑いからホラー映画でも観ない?」

友人に誘われ、仕事帰りに渋谷ユーロスペースへ。

ホラーというよりサスペンス映画でした。アイスランドの映画、隣の影。

 

ネタバレも含むあらすじをご紹介します。

 2つの家庭のご近所トラブルのお話。ストーリーはある家庭の次男の離婚騒動から始まります。妻子持ちのこの男は元カノとのハメ撮り映像を観ながら自宅で自慰行為をするのですが、その元カノは妻の知り合い。激怒した妻は夫を追い出します。

 実家に帰るわけなのですが、実家の長男は失踪もしくはその後自殺した経緯があり、家庭の歯車は少し狂っている状況。

 その家庭の庭にある大きな木が隣人のトラブルの元になります。その木が隣人の日光浴の影になるのです。庭の木を伐りたい隣人夫婦。

 そこに悪意を感じた母親は、隣人が嫌がらせをしていると感じ始めます。

 少しづつ、あぁこの母親ヤバいなって思うシーンがあるんですが、例えばいなくなった長男の誕生日を祝うためにラム肉をやいて独りで歌いだしたりとか…隣人の鉢植えにお尻丸出しの小人の人形おいたり…うわぁってなりました。

 そんな母親がある日飼い猫が帰ってこなくなり、隣人が殺したと言い始めます。

 

 そこで母親がとった行動は、隣人の飼っているドーベルマンを剥製にするんです。

 

 最初シーンとしてというか私の考えとしては犬も殺処分にするのかなぁくらいだったのですが、剥製にするってめちゃくちゃ胸糞悪くないですか。その剥製を隣人の玄関の前に置いておくんです。

 それを観た隣人は嫁が失神し、夫が怒鳴り込みに来ます。しらを切る母親。状況が理解できない父親。

 

 隣人が何か仕返しをしにくるかもと次男は庭でテントを張って寝泊まりします。

 そこには監視カメラも付けていたのですが、その監視カメラを銃で撃つシーン。

 その後、木をチェーンソーで伐る隣人の夫のシーンに切り替わります。

 

 そして、木が倒れテントに寝ていた次男は木の下敷きになります。救急車で運ばれる次男。戸惑い、右往左往する父親。

 その感情が次第に怒りに変わった時、父親は隣人の家に乗り込みます。そして隣人の夫と取っ組み合いになり、最終的に殺し合います。

 

 家族を失った母親が窓を観ながら煙草をふかしていると、窓からは飼っていた猫がに庭を通ります。

 

 そんなはなし。めちゃめちゃシリアスっぽく描いてるんですが、なんとなくシュールというかコメディ要素が含んでる気がしますね、文字に起こすとなおさら…

結局は人間模様を描きたかったんだろうなぁって思います。空気感はお洒落ですが、胸糞は悪いです。

 

 

 久しぶりのブログ更新となりました。映画館やっぱり好きです。

 単館映画のレイトショーとかめちゃめちゃわくわくするんですよね。

 久しぶりに行ったけど、映画館はもっと大人の嗜みや社交場に転換するべきではないかと感じました。お酒を提供したり、煙草が吸えたり、ソファ席があったり。客層を限定するのも商業価値あると思うんですよね。もう映画館で映画を観ようなんて若年層には通用してこなくなると思うので、アラサーアラフォーアラフィフ辺りに絞っていいと思うんです。そんなことを感じながら久しぶりに映画を観た!って気になりました。

 DVDとかにならない気がするので、気になる方はユーロスペース

 

 

 

チーム★アメリカ/ワールドポリス-トレイ・パーカー

 こんばんわ。暖かくなってきて体調がすぐれない方もいる中、すこぶる元気なマイタケです。

 今回、今まで真面目にブログを書いてきたのが馬鹿らしくなるようなお茶目でクレイジーな映画をご紹介したいと思います。

 

 サウスパークをしていた監督とサンダーバードのお人形を作っていたプロダクションがタッグを組んだこの映画、チームアメリカ。良くも悪くもアメリカらしさ全開ですこぶる面白い。

 assholeも出てくるし、dickもpussyも出てくると思いきや、金正日まで出てきます。

金正日聞いたことあるなと思ったらカートマンの声の方だったんですね。

 

 書いといてなんなんですが、あらすじはウィキペデアに掲載されてるので省きます。

むしろ観て欲しい感情が強いので、前ぶりもなく楽しんでほしいのが本音です。

 

 この映画の思い出といえば、9.11。私は精神的に強い方ではないので、9.11後もかなり考えることが多かったですし、社会情勢を気にしだしたのもこの頃です。作品は2004年に公開されたものですが、そんな世の中を皮肉十分に描いたのがこの映画です。

 

 当時好きだったもっちーという男の子を誘って死ぬほど後悔した覚えがあります。この映画は同性もしくは熟練カップルで観た方がいいです。

 

 ラストショットがめちゃくちゃ笑いましたね。あーアメリカっぽいなーって思う。純粋に上がります。

 主題歌のAmerica-!!Fuck Yeah!!ー‼は今日一日頭の中で流れてましたし、このブログを読んで観てくれる人と盛り上がりたいですね。そんな映画。

 アマゾンプライムにあります。

 

 今日のところは短文ですが、それほど真面目に書く映画でもないのでここまでで。

ここまで読んでくださった方、たまにはくだらないことで腹抱えて笑いましょう。

 

 

 

ヴァージン・スーサイズ-ソフィア・コッポラ

 おはようございます。春の陽気ではありますが、色々あって鬱屈とした朝を迎えました。時間が解決するのかもしれませんが、今は何をしてても手に着かず、生気を失っております。

 

 そんなブルー日の朝なんて誰にでもあるわけで、そんな中もっと鬱屈とした映画を紹介していきたいと思います。仕事に行きたくない、学校に行きたくない、面接に行きたくない、世界はストレスでまみれています。彼女たちもそんな世の中のしがらみから解放されたく生き抜いたのでしょうか。

 

 ネタバレも含みますがあらすじをざっと書いていきます。

 

 リスボン家というアメリカの一つの家庭。そこには5人姉妹が居ます。テレーズ、メアリー、ボニー、ラックス、セシリア。周囲の少年たちも魅了する美人姉妹。

 

 物語は一番末っ子のセシリアが手首を切る自殺未遂をするところから始まります。ここでは命は助かり、精神科に精神鑑定されながらも自宅療養することになります。そこでホームパーティをひらくのですが、セシリアだけは一人部屋に戻り、窓から飛び降りお庭の柵に身体が貫通する形で自殺をします。少年たちはセシリアの日記を読み自殺の原因を模索します。

 

 その後お話はラックス主体に描かれていきます。場面転換し、トリップという青年(高校生)との恋模様。ダンスパーティーにみんなで出かけた後、ベストカップルに選ばれたラックスとトリップはそのまま野外で結ばれます。

 しかし朝起きたラックスはひとりぼっち。

 

 朝帰りし、門限を破った娘たちには外出禁止令が出され、ラックスには大好きなロックのレコードも暖炉に入れ、異臭は放ちながら燃やさせます。

 よほどショックだったのでしょうか、ラックスは不特定多数の男と自宅の屋根の上で関係をもちはじめます。周囲の少年たちはそれを望遠鏡で覗いて盛り上がっています。

 

 そして増々社会生活から切り取り、取り残されていった姉妹たち。

 

 そんな少女たちの救済信号に周囲の少年たちは気付き始めます。姉妹から届いた手紙を読み、電話越しにレコードを流したりとなんとか彼女たちとの繋がりを求めていきます。

 

 彼女たちを救いに出すためにリスボン家に向かうのですが、そこでみたものは…

 

 セシリアを除くのこり4姉妹の自殺した姿でした。

 

 ここは一瞬のシーンだったので私の個人的な解釈を含みますが、おそらくラックスにおいては一酸化酸素による自殺だと思いました。これは母親にレコードを燃やされたラックスの精神的描写があったように感じます。

 

 以上がヴァージンスーサイズのあらすじです。非常に暗く重たいお話に感じますが、映画のテンポや、色合い、音楽も含めて、そこまで暗くはないです。どちらかといえば少女たちの幻想的な儚い美しさを貴重とした映画なので、文面でこの感覚を上手く表現できればいいのですが、なかなか難しいです。

 

 余談になりますが、ヴァージンスーサイズを邦題にしたらどうなるのだろうという話をしたことがあります。スーサイズは自殺という意味ですが、ヴァージンには多くの意味を持ちます。初めての自殺といかうめちゃめちゃ在り来たりな翻訳もしましたが、処女たちの自殺という方がしっくりくる気もします。まぁラックスにおいては処女ではなくなっているので、それも違うかなぁなんていう話をしたことにとがあります。

 

 カトリックという宗教観と学校という限られた社会の中で葛藤し、自殺を図った少女たち。多感な時期なので、女の子なら通る道なのではないでしょうか。今でも通用するお洒落な映画なので若い方々にも観ていただけたらと思います。

 

 さあ、私もかなり精神的に少し参っていますが、それでもやはり誰かと携わっていたいという気持ちがあってブログを書いています。私のSOSは届くでしょうか。

 

 

 

グッバイ、レーニン!‐ヴォルガング・ベッカー

 

 

 こんにちわ。気温がなかなか安定せず、少し体調を崩し気味です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

 昨日の晩は、グッバイ、レーニン!という映画を観ていました。2003年公開のドイツ映画でこれまたストーリーや結末をすっかり忘れていたので観直すことに。

 

 舞台はベルリンの壁崩壊の時のある家族のお話。ドイツは社会主義が資本主義に飲み込まれていく混乱した時代の中、ベルリンの壁崩壊前に主人公の母親が心臓発作で倒れてしまいます。母親は生粋の社会主義信者で、主人公は母親が昏睡状態から目を覚ました時に、ベルリンの壁は既に崩壊していたのですが、家族の協力を得つつドイツには何も起きていない優しい嘘を細工していきます。

 

 主人公はテレビ修理の仕事に就いているのですが、そこで知り合った友人とあたかも社会主義が残っているようなニュースを作ったり、ごみを漁り西ドイツの瓶を煮沸してラベルを張り替え、ピクルスを用意したりと、母にショックを与えないように努めます。

 

 しかし、ある日家で主人公がうたた寝をしている間に母が起き上がり、外へ散歩に出てしまします。そこには資本主義を象徴する世界。なによりも社会主義の象徴であったレーニン大統領の銅像が運ばれているのです。

 そこで主人公は友人に頼み、つじつまが合うように西ドイツの難民を受け入れることになったとまた嘘のニュースを作ります。

 

 母は難民を受け入れる民に森の小屋を提供し、家族で森の小屋へ向かいます。そこで母と父の話をします。父は幾度か母に手紙を送っていたこと、母は亡命をすることが怖かったこと。

 そして母の容態は急変します。主人公は父に会いに行き、母に会ってほしいと頼みます。まだベルリンの壁が崩壊したことを彼女が知らないことを父に伝えましたが、これを機に自分が作り出した嘘の中でも東西統一させることを決意します。

 

 あらすじは上記の通りです。社会という大きな枠の中で個としてのひとつの家族のお話。歴史的な背景はあるものの、家族愛をメインとしたテーマに描かれております。ちょっとした一瞬のカットがすごい洒落てたり、音楽がいいなと思ったらアメリの人だったんですね。

 文面に起こすと真面目で少し固いのかなと感じるかもしれませんが、結果母は他界するのですが、涙必須という訳でもないし、非常にテンポよくお話が進んでいきます。

 

 アマゾンプライムで48時間400円くらいでした。ブログを書くにあたって2回観るのでまぁ安いかなと思っています。当時の思い出としては、グッバイ、レーニン!のパンフレットが可愛くてつい買ってしまいました。紙袋に入ってたような記憶があります。ベルリンの壁をテーマにしたドイツ映画という記憶しか残ってませんが、一緒に観に行った人ってゆうのは覚えているものですね。小学校が同じだった蘭ちゃん、さおぴー、まやという女の子4人で観に行きました。あの時私はどういう感想を言ったのでしょうか。優しい嘘はあってもいいかどうか考えていたかもしれません。

 

 そこらへんは今もたまに考えることあります。嘘をつきとおすことも愛情だと思いますし、本当のことを言うのも愛だと思います。真実を告げることはとても勇気がいることですし、嘘を嘘でカバーすると倍以上の嘘が必要になります。ただ私は自分が誠実で在りたいが為に、自己中心的ですが自分の好きな人にはなるべく嘘をつかないようになりました。これは自分がそうされたいという願望もあります。

 

 これから変わることはあるのでしょうか。

 それでは、今日のところはこの辺で失礼いたします。

善悪の悲願-古城十忍・ワンツーワークス

 

  こんばんわ。3度目の更新は昨年11月末に観たお芝居についてです。

 

  場所は中野ザ・ポケットという小劇場で観劇しました。私の通っていた大学の先輩からご招待を頂き、観に行く機会を設けました。簡単に彼の説明をすると、つかこうへい劇団を経て、蜷川幸雄劇団に入団し、蜷川幸雄さんの死と共に退団し、今はフリーランスで俳優をしている方です。お芝居では標準語ですが、普段の話言葉は関西弁でとても気さくな方です。

 

  記憶が薄れてきているので、形に残したいと思い、ブログの記事にする事に致しました。

 

 お芝居のテーマは日本の死刑制度についてです。  死刑執行人である看守とその死刑囚、被害者家族とのお話。死刑執行人の看守の心理描写や、死刑囚の環境と心境の変化

場面転換に行われるスローモーションのムーブといった演出、死刑囚が首を吊られた後の縄の動きなど、とても細やかに計算されていて魅了される作品でした。

 

 SNSを含むインターネットの場面であまり政治的発言や自論を語るのは好みではないのですが、お酒の席や友人との食事の機会でもそういった話は避けつつある昨今、この場を借りて私の考えを書いていきたいと思います。

 

 まず、死刑制度には反対です。

 

 例え人が人を殺めたとて、その人を裁く権利が他者にあるのでしょうか。ましてや

三人の看守のうち、一人のボタンが死刑囚の首縄を落とすボタンだというアナログな処刑方法。そのボタンを押すことが貴方にはできますか?

 終身刑で十分なのではないのかと私は思います。刑務所の中でも仕事や社会貢献はできますし、改心の余地はどんな人間にもあります。

 仮定をします。私の家族が被害者だったとしたら。私は確かに相手を憎むでしょう。ですが、死んで詫びて欲しいなど微塵も思いません。

 次に親愛なる人が加害者になった場合。これに対しては下記のように思います。

 

 安楽死・または尊厳死を推奨し、自ら死を選んで欲しい。

 

 死刑制度に対しては反対ですが、安楽死尊厳死に対しては認可されて欲しいと思っています。この死生観、実は10代の頃から考えていて、今もなお変わっていません。将来日本で認められなければ、オランダに移住したいと考えていました。

 その過程で尊厳死協会に入っていた祖父が母の意向で延命治療を施され、その変り果てた姿を見たときに涙しましたし、改めて生死について考えました。

 後期高齢化は止まらないし、死に方を悩んでいるご老人も多いのではないでしょうか。けして闘病している方々へ向けてのメッセージではありません。生きたいという活力はかけがえのないものですし、愛する人には長生きして欲しいものです。ですが、死期を自ら選べるならそっちのがいいんじゃない?っていうドライな意見です。苦しまず、眠るように死ねたらいいのになと思います。

 

 最近の話題でもないですが、私は、ああ素敵な最期だなと思えた方がいます。故川島なお美さんです。ワイドショーなんかではまだ若いのになんて言われがちですが、私はなんと美しいのだろうと感じました。抗癌剤治療をせず、民間療法で出来る範囲で抗い、病に侵されたとしても彼女はとても憧れる最期でした。またそれを受け入れてくれたご主人様も器は計り知れないほど大きいと思いますし、本人の意思を尊重してくれる心の強い素敵な男性だなと感じました。

 

 2度目ですが、決して闘病してる方への負のエールではありません。

 

 ただ、自分の死期は自分で悟るそんな哲学があってもいいのではないでしょうか。

最初の死刑制度から話の論点がズレてしまいましたが、私の中の打開策がここなのです。人を殺める気があるならそんな人は自ら命を絶てばいい。それが極論です。

 読んでくださって有難う御座います。興味がある方はいつか語らえる場所があればいいなと思います。

 

The Brown Bunny(ブラウン・バニー)-ヴィンセント・ギャロ

 目覚ましもなく朝5時起床。1時間くらいコーヒーを飲みながらまったりして、洗濯、掃除、朝ご飯を済ませました。9時くらいには既に暇を持て余し、映画を観ようとなりました。

 

 第一回目に観たいと思ったのは、2003年の作品、ブラウン・バニーです。当時10代後半だった私はバッファロー66を観て以来ヴィンセント・ギャロが大好きでした。そんな彼が監督作品をした2作目。作品の内容はぽっかり忘れているけれど、観た記憶はあったので見直すことに。

 ちなみに残念ながらアマゾンプライムにはなく、TSUTAYAで借りました。

 

 ヴィンセント・ギャロ演じる主人公は自身のバイクレースのためカリフォルニアに向かいます。冒頭にヴァイオレットという女性をガソリンスタンドでナンパし、カリフォルニアに共に行こうと誘うのですが、彼女が家に荷物を取りに帰っている間に置き去りにします。ええって感じ。

 そして彼は以前一緒に暮らしていたデイジーの実家へ足を運びます。そこで飼われていたのはデイジーの小さな茶色いうさぎ。

 その後ペットショップへ行き、うさぎの寿命を店員に聞いたりします。答えは5~6年。そして場面転換し、飲み物を買いに公園へ行くと今にも泣きそうに座っている女性がいたので彼女を抱きしめ、キスをしますが、一緒に乗ることはせず、そのまま車で走り去ります。

 

 一夜が明け、挿入歌が入り、彼は少し涙を流します。そしてまっさらな白い大地に着き、車からバイクを取り出しその場を一周します。

 とある街に着き、車越しに売春婦に声掛けを数回されますが、断り続けます。一人、首のネームプレートに「ローズ」という名を確認する場面があります。そういえばさっきの公園の女性もかばんに「リリィ」と書いてあるのを確認していました。

 そう、彼はずっとデイジーを探しているのです。

 整備工場に寄ったり、デイジーと以前住んでた家に行ったりしますが、そこは既に空き家。泊っているホテルでフロントに「デイジーという女性が訪ねてきたら通してくれ」と伝言すると、なんとそのホテルに彼女が現れます。

 2人のシーンでデイジーは1人で2度ほどトイレに行き、マリファナを吸い上げます。

 

以下ネタバレ注意

 

 2人になり、キスを迫るデイジー。主人公バドは幾度か断ります。ですが、彼女の姿仕草に記憶が呼び戻ってきたのでしょうか。2人はキスをします。

 その後彼女の服を脱がせ、ベットシーンへ。彼女に咥えさせます。念のため言っておきますがちゃんとモザイク入っています。ただその最中も彼女を責め立てます。なぜなら彼女はバドとの子供を妊娠しているにも関わらず、パーティで進められるがまま酒を飲み、マリファナを吸い、挙句の果てに昏睡状態になり、複数人にレイプされたから。

 射精したバドはそれでもなお、デイジーを攻め続けます。しかし今度はデイジーも何故バドは助けてくれなかったのか疑問を投げかけます。

 それに対しバドは動転し、気が付いたら救急車がきていたと答えます。そしてデイジーはこう言います。

 「私は死んだの」

 そうです。デイジーは昏睡状態後、レイプされた後、嘔吐した際にのどに詰まり窒息死していたのです。バドはその事実を受け入れられず、ずっと虚像・幻覚を見ていたのです。最後のシーンはヴィンセント・ギャロ演じるバドが一人ベットで横たわっているシーンで幕を閉じます。

 

 以下からは感想になります。以前観ていたとはいえ全く結末を忘れていたわたくし。すごく新鮮で鮮度の高いまま観ることが出来ました。記憶力が無いだけなのですが。

 

 昔観ていた時は作品の全体像として、逆に卑猥になるからモザイク処理は無い方がいいと思った記憶はあります。ですがまぁそこらへんは仕方がないし、今観たらそこまで違和感なかったのですんなり受け入れられました。

 後はヴィンセント・ギャロの哀愁であったり、失ってしまっものを後悔する表情・雰囲気は今でも好きなままでしたね。凄く人間臭くて色気があります。語彙力がなく感想が下手で本当に申し訳ありません。

 カップルで観るにはあまりお勧めしない映画であります。ですが、1人寝れないときに観たり、余暇を持て余してる方がいるのであれば、TSUTAYAへGOです。

 それでは本日も皆様とって素敵な1日になりますように。