The Brown Bunny(ブラウン・バニー)-ヴィンセント・ギャロ
目覚ましもなく朝5時起床。1時間くらいコーヒーを飲みながらまったりして、洗濯、掃除、朝ご飯を済ませました。9時くらいには既に暇を持て余し、映画を観ようとなりました。
第一回目に観たいと思ったのは、2003年の作品、ブラウン・バニーです。当時10代後半だった私はバッファロー66を観て以来ヴィンセント・ギャロが大好きでした。そんな彼が監督作品をした2作目。作品の内容はぽっかり忘れているけれど、観た記憶はあったので見直すことに。
ちなみに残念ながらアマゾンプライムにはなく、TSUTAYAで借りました。
ヴィンセント・ギャロ演じる主人公は自身のバイクレースのためカリフォルニアに向かいます。冒頭にヴァイオレットという女性をガソリンスタンドでナンパし、カリフォルニアに共に行こうと誘うのですが、彼女が家に荷物を取りに帰っている間に置き去りにします。ええって感じ。
そして彼は以前一緒に暮らしていたデイジーの実家へ足を運びます。そこで飼われていたのはデイジーの小さな茶色いうさぎ。
その後ペットショップへ行き、うさぎの寿命を店員に聞いたりします。答えは5~6年。そして場面転換し、飲み物を買いに公園へ行くと今にも泣きそうに座っている女性がいたので彼女を抱きしめ、キスをしますが、一緒に乗ることはせず、そのまま車で走り去ります。
一夜が明け、挿入歌が入り、彼は少し涙を流します。そしてまっさらな白い大地に着き、車からバイクを取り出しその場を一周します。
とある街に着き、車越しに売春婦に声掛けを数回されますが、断り続けます。一人、首のネームプレートに「ローズ」という名を確認する場面があります。そういえばさっきの公園の女性もかばんに「リリィ」と書いてあるのを確認していました。
そう、彼はずっとデイジーを探しているのです。
整備工場に寄ったり、デイジーと以前住んでた家に行ったりしますが、そこは既に空き家。泊っているホテルでフロントに「デイジーという女性が訪ねてきたら通してくれ」と伝言すると、なんとそのホテルに彼女が現れます。
2人のシーンでデイジーは1人で2度ほどトイレに行き、マリファナを吸い上げます。
以下ネタバレ注意
2人になり、キスを迫るデイジー。主人公バドは幾度か断ります。ですが、彼女の姿仕草に記憶が呼び戻ってきたのでしょうか。2人はキスをします。
その後彼女の服を脱がせ、ベットシーンへ。彼女に咥えさせます。念のため言っておきますがちゃんとモザイク入っています。ただその最中も彼女を責め立てます。なぜなら彼女はバドとの子供を妊娠しているにも関わらず、パーティで進められるがまま酒を飲み、マリファナを吸い、挙句の果てに昏睡状態になり、複数人にレイプされたから。
射精したバドはそれでもなお、デイジーを攻め続けます。しかし今度はデイジーも何故バドは助けてくれなかったのか疑問を投げかけます。
それに対しバドは動転し、気が付いたら救急車がきていたと答えます。そしてデイジーはこう言います。
「私は死んだの」
そうです。デイジーは昏睡状態後、レイプされた後、嘔吐した際にのどに詰まり窒息死していたのです。バドはその事実を受け入れられず、ずっと虚像・幻覚を見ていたのです。最後のシーンはヴィンセント・ギャロ演じるバドが一人ベットで横たわっているシーンで幕を閉じます。
以下からは感想になります。以前観ていたとはいえ全く結末を忘れていたわたくし。すごく新鮮で鮮度の高いまま観ることが出来ました。記憶力が無いだけなのですが。
昔観ていた時は作品の全体像として、逆に卑猥になるからモザイク処理は無い方がいいと思った記憶はあります。ですがまぁそこらへんは仕方がないし、今観たらそこまで違和感なかったのですんなり受け入れられました。
後はヴィンセント・ギャロの哀愁であったり、失ってしまっものを後悔する表情・雰囲気は今でも好きなままでしたね。凄く人間臭くて色気があります。語彙力がなく感想が下手で本当に申し訳ありません。
カップルで観るにはあまりお勧めしない映画であります。ですが、1人寝れないときに観たり、余暇を持て余してる方がいるのであれば、TSUTAYAへGOです。
それでは本日も皆様とって素敵な1日になりますように。